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第27回城西地区居合道大会

2022年5月5日(木)、コロナ禍でこの大会も三年ぶりの開催となった。担当は所属する新宿区で、畠中篤美師範が城西地区の会長になられていた。会場は東京武道館の第二武道場。今回、私は会場係員担当にはならなかった。コロナ対策のため会場の人数制限があり、午前中は三段以下の試合で午後は四段以上の試合、そして七段以上の先生方の演武である。私は3月の四段審査不合格から、稽古に対する考え方や気持ちを改めている最中なので、少しでも成果を出したいが、成果を急ぐこと自体が傲慢なのかもしれない。とにかく今の実力でしかない。武道は自分の魂が喜んでいるのを一番感じるもの。居合は刀であるため、自分の過去生の侍魂が特に呼び起こされる気がしていた。しかし、審査不合格で居合に対する気持ちが少し変わった。自由さがなくなった。それは自分勝手さを注意・指摘されたと気づかされたからである。全剣連居合をするということは、「全日本剣道連盟居合(解説)」の解説書に、いかに自分を近づけることができるかということ。それは自分が正しい居合に矯正されていくことに他ならない。素直にまっすぐに解説書を読んで、理解して、技を再現することができるかだ。それは楽しいはずはなく厳しいこと。優れた先人によって、様々な古流から選ばれた技を、さらに詳細に理想を求めて組み立てられた全剣連居合。私は立ち技で試合をやっていく以上、古流2本と全剣連居合の12本での勝負。座り技の多い古流を稽古して身に付けることが、そもそも不十分。やれるだけの居合なのだ。試合の指定技は、古流2本(前)(追風)と五本目(袈裟切り)・六本目(諸手突き)・七本目(三方切り)。一回戦の対戦相手は男性で3-0、二回戦も男性で2-1、三回戦は女性で0-3。三段の部で三位。少し励みになった。