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第29回城西地区居合道大会

2024年8月17日(土)、杉並区立荻窪体育館に向かう。今回は杉並区が担当。8月初旬に朗読公演が2日間あったこともあり、夏休み中に開催された合宿には参加しなかったため、2週間ぶりの居合だ。春と秋の大会シーズンの直前に2回行われる篤志会の合宿は、食事や夜の宴会以外は抜刀のようなデモンストレーションはなく、ひたすら居合の稽古。私は本番でミスをしないように冷静に演武しようと思った。それにしても尋常ではない暑さが続く。体育館に行くまでと到着して着替えするまで、すでに汗だくだ。荻窪体育館は2016年の初段の部(3位)の試合以来だ。今回は個人戦のみで団体戦はない。ちんまりとした体育館で、前回よりエアコンがかなりきいて快適なのが助かる。四段以上は午後からの試合で、私はお弁当を食べてからの14試合目。指定技は、一本目と二本目(追風)は古流、五本目(袈裟切り)、八本目(顔面突き)、九本目(添え手突き)。審査や大会に出る技はだいたい決まっている感じで、それなりに難しい技といえる。この大会は一番身近な大会であり、参加メンバーも顔見知りや身内の方々が多いため、同門の戦いが続く。私は新宿区以外の方はあまり知らない状態で、いつも自分に勝つというような心積もりでいる。組み合わせは年代別で、対戦相手は私より年上と思われる新宿のK氏。私は思いの外、冷静に特にミスもなく、そつなく終わったと思ったが、結果は0-3で負け。ポーカーフェイスで退場したが、内心は納得できなかった。その後、K氏の対戦を見て、丁寧に基本通りの居合をする人柄も出ているような印象を受けた。私の間やリズムとは違う。いずれにしても、どんな相手にも勝てる居合をしなければならないと思うと同時に、これからの居合の稽古についても考えていかなくてはならない。