第62回東京剣道祭
2022年4月3日(日)は、東京武道館大武道場にて剣道祭が開催。昨日の居合の都大会と連日である。私は2月に六段合格したことで六段の部での参加となった。2017年2月に五段合格で道場から声をかけていただいて出場できた1回目。2019年は自らエントリーして、五段の部で2回目。そして、3回目の剣道祭。当日は珍しく朝から雨。今、コンスタントに充実した稽古ができているのは剣道である。やっと高段者という武道が一つ。他の4つの武道は、まだまだ稽古していかなければならない。2018年10月に上野の栄光武道具店で新調した腰板に家紋入りの武州「碧」製の上下の剣道着。今年から大会・試合用に着ていく。さて、試合。剣道祭は審査合格の年月で組み合わせされている。私は4コートの六段の最初。相手は新宿のSさん(69歳)。六段審査を同じ山梨の会場で受けて合格されている方。私より年上で小柄な人に対して、メンやコテと何度か攻めるも、決め切れず引分け。まだまだ戦略的にも未熟だ。今回の剣道祭は、居合の都大会の大会係員をしたこともあり、最後の閉会式まで見学した。このように大会に参加していけるのも剣道連盟の運営のお蔭なのだ。これからが高段者としての剣道、演武としての剣道を目指さなくてはならない。昨年11月、これまでのストレス解消のようなスッキリして帰るというようなスポーティな稽古の仕方を改め、昇段できる稽古とは何かを考えて、「我慢の稽古」を始めた。審査まであと3ヶ月というタイミングである。週一回の木曜の夜の稽古だけできた剣道。11月から審査までは週末一回の稽古も増やし、追い込んで臨んだ。道場の指導部の元立ちの先生方には審査稽古を特別にしていただき、これほど恩義を感じたことはない。これからは感謝をしながら剣道をしていきたい。