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9/14(土)「みんなの横浜朗読フェスティバル」で一人読みします!

NPO法人声物園主催 ■「みんなの横浜朗読フェスティバル」

【日時】9月14日(土) 13:00 開場 13:30 開演 
【会場】「かなっくホール」神奈川区民文化センターホール
 横浜市神奈川区東神奈川1-10-1 (JR東神奈川駅‣京急東神奈川駅/東神奈川駅[東口]徒歩0分)
【問合せ】090-8490-3332 ※入場無料ですので、ご予約の方優先となります!
予約➡yoyaku@seibutsuen.jpにお名前と人数をお知らせください。

【プログラム】

1「貧乏神」民話
2「旅する本」作:石田衣良
3「桜」作:桐野夏生
4「内縁関係」(新版 トットチャンネルより) 作:黒柳徹子
5「田舎のお母さん」作:小川未明
6「どんぐりと山猫」作:宮沢賢治
(休憩)
7「葉っぱのフレディ」作:レオ-バスカーリア  
8「夏帆」作:村上春樹
9「むじな」作:小泉八雲
10「やまんばの錦」民話
(休憩)
11「三年目」作:山本周五郎
12 みんなで読みましょう

私が当日読ませていただく作品は、村上春樹の三年半ぶりの新作短編小説「夏帆(かほ)」です。
主人公の女性の名前がタイトルになっています。
この朗読公演が無料ということで著作権の問題もなく、タイムリーな話題でもあるので、
この作家と作品を選びました。

今年1月、75歳になった村上春樹。
毎年10月に発表されるノーベル文学賞の有力候補として話題になるこの世界的な作家が、
朗読のために書き下ろした作品です。
今年の3月1日、彼の母校である早稲田大学の大隈講堂で、
村上春樹ライブラリーの募金イベント「春のみみずく朗読会」の中で発表されました。
作家自身の苦労話として、「朗読のために新しく書くのって結構大変なんですよ。
朗読に向いた内容と文体があるし、ある程度短いものじゃないと読み切れない」と話されたとのことです。
ステージを飾ったのは、村上と作家の川上未映子、俳優の小澤征悦、ギタリストの村治佳織の4人。
そして、1100席のお客様がいる大きな空間で、村上本人が朗読しました。
作品は、5月7日に発売された「新潮創刊120周年記念号」に掲載されています。

私もラジオ番組で、何度か村上春樹を取り上げてきました。
若い頃、ジャズ喫茶を経営した彼には音楽が欠かせないもので、
村上の作品が音楽的であることは、避けようがない魅力でもあります。

会場「かなっくホール」は300人程のホールですが、マイクを通した一人読みのデビューとなります。
ご紹介するシーンは、クライマックスと思われる2回目のデートの食事の会話です。
ビル-エヴァンス-トリオのワルツ-フォー-デビィをBGMにして読ませていただきますね。

「みんなの横浜朗読フェスティバル」は、とてもバラエティーな演目で、お楽しみいただけると存じます。
ご来場いただけましたら幸いです。