第120回全日本剣道演武大会(京都大会)(3)
5/3の朝7時から8時までの朝稽古。私は、範士八段の永松眞澄先生(兵庫県)の列に並んだ。「機を見て打てるように。コテメンが力まないでスーと打てると良いね」とアドバイスを受け、他に六、七段の4名と地稽古し汗を流した。永松先生の的を射たアドバイスを当面の課題にしていく。5/3の剣道初日の開会式は9時20分である。30名程のブロックで、会場の外に設置されたテントで待機。今年のGWの京都は連日快晴で気持ちが良い。10時15分過ぎ、いよいよテントから会場に入る。私はドキドキしなかった。参加者はハレの舞台とばかりに、相手が女性であろうが、声も高らかにテキパキとした力強い動きをしている人が多い。私も試合の勝敗よりも、礼法、気合(声)は負けられない。相手の男性の身体は大きくないので、胸を借りるつもりで1分30秒をやり切ることに集中した。永松先生の直前のアドバイスをかなり意識した結果、引き分けたが、大きな剣道はできたと思う。しかし、今の私の気合は短めなので、七段を目指す以上は大きく伸びる声にして、体の残身と声の残心を一致させなければ、高段者の剣道には見合わないのだろうと思う。試合後、私は呼びたしの名札を記念に取りに行き、会場の外で記念撮影。早々に着替えをして、剣道の試合ではなく、武道センターで行われている居合道八段審査の見学をすることにした。八段審査を生で見られることは貴重である。剣道も八段審査の特に二次審査が最も見応えがあると思っている。私は年齢的に記念としての八段審査にも間に合わないと思うが、段位の質が伴うように成長したい。今回の私の京都大会一泊二日は、まさに朝から夕方まで武道づくしでトラブルもなく終え、午後6時に京都駅を出た。キャリーバックに入った剣道具と荷物を運べるうちは剣道を続けようと思う。