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第30回東京都女子居合道大会

2023年9月24日(日)、東京武道館の大武道場にて東京都女子居合道大会が開催された。コロナ前の2018年第25回までは第二武道場で開催されていたが、コロナが規制緩和された2021年以降は大武道場が会場となり、今年で3回目である。今回は東京都という枠を広げ、八段、七段の師範をはじめ、六段以下は神奈川・埼玉・千葉・栃木・茨城・群馬・新潟・山梨・長野の各県から招待された選手も加わった。エントリー数は、段外78名、初段51名、二段30名、三段45名、四段31名、五段33名、六段29名。そして七段37名、八段教士1名、八段範士1名は畠中篤美先生。総勢336名の過去最大の女子居合道大会である。ここに至るには、畠中先生の思いと貢献が大きく、この大会をすべて女性だけで運営すること、継続していくことを望まれてきたとのこと。男女関わらず、社会貢献ができる人というのは、それがイメージできる人間の資質の有無だ。武道の世界はおしなべて男性が牛耳っているわけで、少子高齢化時代の現代、武道人口も減少しており、男性にとってもすでに円滑な状態ではなくなり、各武道連盟の存在、大会運営への支障、趣味としての武道さえ将来的には危うい。構成人数として、女性や子供の確保がもはや武道業界においても不可欠なものなのだ。さて、篤志会からの参加者は34名。二段以上は2本古流、制定居合は「受け流し」「諸手突き」「四方切り」。篤志会のメンバーである私は、一週間前の城西大会、昨日は2時間15分の稽古をして臨んだ。一回戦の相手は北区の方で初めての不戦勝、二回戦は埼玉の方で3-0の勝利、三回戦は神奈川のSさんで0-3の完敗。Sさんは四段の部で優勝した。私は組織力と行動力のある畠中先生が率いるこの大会が全国大会になっていくようにサポートできたらと思う。